巷の、寝つきが悪い時でもすぐに眠れる方法は本当か?ウソか?
巷での、
寝つきが悪い時にすぐに眠れる方法として、
次の方法がよく言われています。
たとえば、
1.睡眠薬を飲む
2.サプリを利用する
3.寝る時間を変える
4.眠くなるまで他のことをする
5.お酒を飲む
6.羊を数える
7.甘いものを食べる
などなど
ここでは、上記の7つの方法について本当に効果があるのか調査してみました!
その1.睡眠薬を飲むと寝つけるのか!?
睡眠薬には、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、医師の処方が必要な睡眠薬・睡眠導入剤の医療用医薬品。
そして、もうひとつは、
ドラッグストアや薬局で買える睡眠改善薬のOCT医薬品があります。
睡眠薬・睡眠導入剤は慢性的な「不眠症状」に使用する薬で、
睡眠改善薬は、病的な原因のない一過性の不眠に対して、
比較的緩和で、自然に近い眠りに導く効果が期待できます。
では、睡眠薬や睡眠改善薬を飲むと、どのような効果があるかと言うと、
いつもより数分早く眠りに落ちることができることが分かっています。
ですが、睡眠の質が高くなる効果には、あまり期待できないようです。
それと、副作用として、目覚めた時に
ふらつき感やだるさなどが生じることは否めないようですね。
寝つきはいいが、熟睡できないとなると、
日常生活を快適におくることは、難しいですね。
睡眠薬の利用は、よく考えてから使用しましょう。
その2.サプリを利用すれば、寝つきが良くなるのか?
睡眠サプリにも、いろいろな種類があります。
主成分別に分けると、
グリシンやメラトニン、テアニンなどの3種類があります。
グリシンとは
グリシンはアミノ酸のひとつで、機能性関与成分にもなっています。
グリシンの摂取により末梢血流が増加し、
熱放散を促し、睡眠と関係が深い「深部体温」が低下して、
睡眠の質が向上するとされています。
ただ、グリシンは抗精神病薬のクロザピンの効果を
減弱させる報告があるので同時使用は避ける必要があります。
メラトニンとは
メラトニンは脳内で分泌されるホルモン物質の名前で、
夜、眠くなるのはメラトニンの働きです。
このメラトニンを服用することによって体内の睡眠周期を
コントロールし、催眠効果が得られます。
ただし、日本ではメラトニンを
サプリに配合して販売することは禁止されており、
メラトニンは、サプリメントではなく医薬品として
販売されています。
ちなみに、海外ではメラトニンという成分は、
サプリメントで販売されていますので、
メラトニンサプリメントを購入したい場合は、
個人輸入代行を利用するしかないですね。
ただ、メラトニンには、
目覚めた時に、ふらつきやめまい、頭痛の副作用の報告があります。
テアニンについて
最後に
テアニンは、機能性関与成分で、
興奮作用を抑制し、リラックスする効果の報告があります。
また、集中力を向上させ記憶力や学習能力を高める、
脳の興奮を抑えて神経を沈静化する効果があるため、
快適な睡眠も得られるという効果もあります。
また、女性特有の悩みである
PMSや更年期障害の症状を和らげるという報告もあります
問題となる健康被害や副作用は、
これまで報告されていないようですが、
妊娠中や授乳中の安全性に関しては、
信頼できる情報が十分にありませんので、
念のために、妊娠中や授乳中の使用は避けた方がよいでしょう。
注意!サプリを飲む際にとくに心がける7つのポイント
(1)持病をお持ちの方で医薬品を服用している方は、
飲み合わせに問題がないか、必ず医師に確認してもらうこと。
(2)病気の改善はサプリでは期待できません。
処方薬の代わりにサプリを期待して内服しないこと
(3)摂取するサプリは、薬と同じように記録を残すこと。
せめて、いつから飲み始めたかを記録しておきましょう。
(4)何種類もの健康食品を使用しないこと
(5)摂取量を守る。
たくさん飲めばよく効き、より健康になると誤解して、
多く飲みすぎてはいけません!
(6)表示内容を確かめること。
アレルギー成分はないかなど。
(7)サプリは継続が大事と言われていますが、
飲んでいくうちに睡眠の質が向上した場合には、
使用量や回数を減らすことも検討して利用しましょう。
その3.寝る時間を変える
就寝時間を毎日のように変えていると、
かえって寝つきが悪くなってしまいます。
人間の体はルーティンを覚えることで、
毎日大体同じ時間に体を
『オフ』にできるようになります。
いったん、体がそのタイミングを覚えてしまえば、
アドレナリンとコルチゾールの分泌量は
自然と同じ時間に減るようになります。
また、眠気を促すメラトニンも
毎日同じ時間に増えるようになります。
睡眠パターンが変わっても
体はなんとか調整しようとしますので、
できれば一貫性を持たせるべきです。
ですから、せめて、
1週間に5日は決まった時間に
寝ることを意識しましょう。
その4.眠くなるまで他のことをする
ベッドに入って15分たっても眠れなければ、
ベッドから出て読書をしたり、
音楽を聴いたりするといい・・・。
と、こんなアドバイスを
耳にしたことありませんか。
たとえ眠っていなくても
体を休めることが重要です。
眠れないことに
気をとらわれなければ、
その時間は立派な休息となります。
事実、これは、決して無駄なことではありません!
実際に眠っていなくても体を休めていれば、
ストレスホルモンのコルチゾールが減るそうです。
その5.お酒を飲む
寝つけない人のなかに、
アルコールの力を借りて眠ろうとする人がいます。
中には、心が落ち着いたり、
寝つきが良くなったりという
一時的な効果はあるかもしれません。
ですが、寝酒は睡眠の質を低下させます。
これは紛れもない事実です。
たとえ、お酒を飲んで、早く眠れたとしても、
そのツケは大きいです。
それに、体内リズムが狂い、レム睡眠が短くなり、
トイレに行く回数が増えるだけでなく、
喉の筋肉が弛緩(しかん)してしまい呼吸に問題が出ることも。
これらの全てが眠りを妨げるため、
翌日すっきり起きられなかったりすることに・・・。
アルコールは、最後の1杯から4〜5時間たっても
睡眠に影響を与え続けるので、
夜のお酒は夕食時の1〜2杯にとどめておくのがいいですね。
その6. 羊を数える
寝つけない時は、羊を数えることで眠くなる」などと、聞いたことがあると思います。
ですが、多くの人にとっては、数を数えること自体が不安の原因になるのだそうです。
数字が2桁台に突入すると、
「こんなに数えたのに眠れない」と
逆にイライラしてくる心理状態になるようです。
また、昨日は羊を10匹数えたところで眠れたのに、
今日は30匹数えても眠れない……と
このこと自体で眠れないことにつながってくる場合もあります。
7. 甘いものを食べる
甘くて美味しいものを食べることで、
満腹中枢や快楽中枢が満たされ、
その結果として寝つきが良くなることもあります。
ただ、この場合は常習性や肥満につながる
リスクも大きので気を付けましょう。
提案!いち早く、ぐっすり眠って、疲れをリセットしたいなら
まだまだ、多くの方法があると思いますが、
おもな、方法を調べてみると、確かに寝つきはよくなる場合がありますが、
睡眠の質となると低いものが多いことがわかりました。
ですが、ストレスや疲れをはじめ、不規則な生活をしている現代人にとって
ぐっすり眠って、疲れをリセットするためにも、
良質な睡眠を、早く手に入れることはとっても重要です!
ですから、「寝つきが悪い」と言えば、
薬局では、ドリエルなどの睡睡眠改善薬を勧めてくれます。
それでも効かなければ、内科や精神科へ行けば
ハルシオンやマイスリーなどの睡眠薬を処方してくれます。
ただ、睡眠薬は刺激が強く依存性が高いのがデメリットです。。
やはり、睡眠サプリで体質をゆっくり改善し、
自然と眠れる体づくりをしてみてはいかがでしょうか。
でも、睡眠サプリと言っても、多く出回っているので、
いったいどれがいいのか、迷ってしまいますよね。
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