そもそも、寝だめとはなにか?
まず、睡眠とはなにか?
これは、脳が目覚めている時に溜まってしまう睡眠物質を分解させるための動作。
ただ、眠りはストックしておくことはできません。
1日八時間寝てる人が、平日に疲れないように休日に二十四時間寝て、
「よし、これで三日は起きられるぞ!」
なんてことはできません!
つまり、寝だめとは、
気分的に睡眠時間をたくさんとった安心感であり、
ただの思い込みなのです。
なお、睡眠は貯金のように貯めることはできませんが、
睡眠不足による睡眠負債は溜まることは覚えておきましょう。
結局、睡眠時間を一度にとっても意味ないかもしれないけど、
。
ある意味、寝だめは効果があるのです!
ところで、あなたは休日は午後までたっぷり寝て、
日頃の寝不足を取り戻しているタイプですか。
ただ、
「休日に寝だめすると、睡眠のリズムがずれて夜眠れなくなるからよろしくない」
と耳にすることあるのでは・・・。
でも、体が睡眠を欲しているのですから、
心行くまで寝た方がいいんじゃないかという気もするのですが…。
それでも、「寝だめ」は逆効果になってしまうのでしょうか。
じつは、睡眠の絶対量を増やすという意味では、寝だめは効果的なのだ。
最適な睡眠時間について
さて、人は、いったい何時間の睡眠時間が必要か、
ある人は〈1日8時間寝るのがベスト〉とか、
ある人は、〈5時間しか寝ていないから昼間に眠くなる〉
といったように、1日単位で考えている人がほとんどではないだろうか。
しかし、脳の活動は、
〈起きている時間〉
〈寝ている時間〉
などと1日単位できっちり区切られているわけではなく、
連続しているものなのです。
だから、睡眠時間はもっと長いスパン、
1カ月間のトータルで考える必要があります。
だから、睡眠不足を解消するには、
1カ月間のトータルの睡眠時間=絶対量を増やせばいい。
睡眠不足解消には、寝だめも効果あり!
睡眠不足を解消するには、
1カ月間のトータルの睡眠時間を増やせばいい。
よって、寝だめも有効なのです。
ただ、必要な睡眠の絶対量は個人差があり、
年齢や季節によっても変わってくるという。
1カ月に必要な自分の絶対量を確認するためには、
まず〈朝、起床してから4時間後に眠気があるかどうか〉をチェックすることです。
人間の生体リズムは起床してから
4時間後に脳が最も活発になるようにプログラムされている。
そのタイミングで眠気が出るということは、
1日単位の睡眠時間が不足しているということになる。
例えば
朝6時に起きている人なら、午前10時に眠くならなければ、
前夜の睡眠時間が1日単位で必要な量だということ。
それを30倍すれば、
自分が1カ月に必要な、睡眠時間の絶対量を計算できる。
1日6時間でOKだった人は1カ月で180時間。
その数字を1カ月トータルでクリアすれば、睡眠不足は解消できるはず。
ですから、
毎日、起床から4時間後に眠くなるかどうかをチェックしておけば、
変化する絶対量を把握できるようになる。
1カ月トータルで5時間不足しているなら、
日々の睡眠時間を1日10分だけ増やせば満たせる計算になる。
毎週日曜日に1時間30分多く寝るだけで楽にクリアできる計算だ。
ただし、寝だめで絶対量を増やす際には注意点がります。
休日の寝だめの効果を高めるポイント!
休日の寝だめの効果を高めるためにも、
寝だめで絶対量を増やす際の注意点を守るべきです。
基本的には
〈睡眠〜覚醒〉のリズムを崩さないようにしなければなりません。
このリズムがずれると、夜に眠りに入る時間が後ろにずれて遅くなり、
結局は睡眠時間が減ってしまう悪循環になります
睡眠〜覚醒のリズムを崩さないように寝だめするには、
朝になっていったん目が覚めた時に電気をつけたり
、カーテンを開け、部屋を明るくしてから再び寝ることです。
暗くしたまま寝続けるのはNGです。
脳は光を感知した時点で睡眠〜覚醒のリズムをつくっていきます。
明るい部屋で寝る場合、目は閉じていても脳には光が届いているので、
〈仮眠〉している状態になります。
仮眠ならリズムはずれにくく、絶対量だけを増やすことができます。
寝だめする時間は何時間でも構いませんが、
そもそも明るい環境では、それほど長時間は眠ることができないものです。
さらに、注意すべきポイントはまだあります。
寝だめするのは午後3時までをリミットにすることです。
それより遅い時間に寝てしまうと、今度は深部体温のリズムがずれてしまう。
深部体温=内臓の温度は下がれば下がるほど眠くなり、睡眠が深くなる。
このリズムがずれると、夜になかなか寝付けなくなってしまう。
明るい部屋の中で午後3時までなら、何度、寝だめしても問題ない。
今週末は心ゆくまで寝てみたい。
この方法は、下記の本も参考になると思います。
「あなたの人生を変える睡眠の法則」
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